徹底!陽子の祭壇闡明ガイド

2017年06月23日

写真加工も時代を反映して変化しています

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お葬式や法要を行うには祭壇が設置されていて、その一番上には遺影が飾られています。これは故人の生前の写真なわけですが、儀式を行うからにはその生前に撮影していた写真そのものを見つけてこなければなりません。この写真は葬儀業者のスタッフが事務所で加工して飾られることになります。

かつての写真はすべてフィルムでの撮影だったために既にプリントされていた写真を持参して加工していました。加工はコピー機で拡大をした紙の写真を手作業で修正するなどして対処していました。そのためよく見ると今からしてみると加工が雑なようにも見えます。

しかし21世紀の現在はほとんどの家庭でデジタルカメラが普及をしています。写真は既に印刷されている写真を持参しても構わないのですが、SDカードなどに入っている画像ファイルを持参したほうが修正加工などがやりやすくなります。

カードに入ってる画像ファイルをコピーして事務所のパソコンに取り込んで、それを修正ソフトで加工をしていきます。そしてそれを拡大して印刷をすることとなります。そのために昔のフィルム時代のそれよりも加工の精度や見栄えは大変向上をしています。

その遺影の肝心のおおもとの写真そのものも時代を反映して変化してきています。かつて30年や40年前は固定観念が今よりも強い時代だったので、祭壇に飾られるそれはごく一部の有名人を除いては、ほとんど正面を向いていて、しかも黒い服装となっていました。

実際には普段着だったとしても黒い服装になるように手作業で修正加工をされていました。しかし現在は昔のような固定観念は過ぎ去っています。そのために基本的にはご遺族の希望に沿った形で受け入れています。ゆえに昔のような黒い服装ではなくて、普段着だし、顔の向きも視線も人それぞれ異なってしていて自然体な映りとなっています。

また近年は終活と称して亡くなった本人自らが生前に自分のお葬式のための活動を行うことも珍しくなくなってきています。もしこの行動をするならば、亡くなった本人は生前にご遺族に対してどの写真を使ってほしいかなどを具体的に指示するなどして用意をしておく必要があります。

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